こんにちは、島田です。
仕事をする気に
まったくなれない日があります。
人間関係でもつれた。
家のことで
よくないことが起きた。
それでも今日やるべきことは
机の上に残っています。
イライラしながら、
ぶつぶつ言いながら手を動かす。
そういう時間は、
だいたい進みません。
今日は、高ぶった感情を
急に鎮めるやり方をお話しします。
五感を使う方法です。
理性で抑えようとすると、かえって長引きます
こういうとき、
まず考えるのは説得です。
落ち着け、と
自分に言う。
今は仕事の時間だから、
と理由をつける。
私もずっと
これをやっていました。
ただ、あまり
効きませんでした。
言葉で抑えようとすると、
抑えたい対象に
意識が向き続けます。
考えないようにするほど、
そのことを考えます。
逆効果になることも
少なくありません。
感情は、理屈の外から
入ってきています。
だから、戻すときも
理屈の外から入れます。
つまり、身体の側です。
以前、腹の立つことがあった日に、
気持ちを立て直そうとして
一時間ほど散歩に出ました。
戻ってきて机に座ったら、
また同じことを考え始めました。
歩いているあいだ、
ずっとそのことを考えていたからです。
場所を変えても、
入ってくる刺激が同じなら戻ります。
変えるのは
場所ではなく、感覚でした。
一つめ、香りを近くに置く
まず、お香を焚きます。
アロマでも構いません。
リラックスの効きやすい
香りがあります。
・ラベンダー
・サンダルウッド(白檀)
・ジャスミン
このあたりです。
大事なのは
置き場所です。
部屋の隅ではなく、
机の上に置く。
自分の鼻に
入る距離に置きます。
香りは、
考える前に届きます。
意識して
嗅ごうとしなくても、
呼吸のたびに
勝手に入ってきます。
だから、集中している最中でも
効いてくれます。
香りを決めておくと、
その匂いがしたら
仕事の時間だと身体が覚えます。
荒れている日のためだけでなく、
普段から同じものを
使っておくほうが効きます。
二つめ、クラシックを流す
次に音です。
クラシックは、リラックス時に出る
α波が出やすいのが特徴です。
これが高ぶった感情を沈めて、
穏やかな状態に
戻りやすくしてくれます。
聞き慣れたもので
構いません。
普段クラシックを聴かない方は、
有名な曲を集めた
長いメドレーが向いています。
曲を選ぶ手間がないほうが、
このときは大事です。
歌詞のあるものは、
言葉を追ってしまうので
今回は外します。
音量は、小さめで十分です。
大きくすると、
音のほうに
意識が奪われます。
聞こうとしなくても
耳に入る程度。
そのくらいが
ちょうどいいです。
三つめ、座右の銘を目に入る場所に置く
三つめは目からです。
私は徳川家康の遺訓を
書斎に掲げています。
亡くなる前に、家族や臣下へ
残した教訓です。
長いので全部は書きませんが、
こういう一行があります。
「堪忍は無事長久の基
いかりは敵とおもへ」
我慢することが、
長く無事に続ける土台になる。
とくに怒りは、
自分の敵だと思いなさい。
そういう意味です。
私はカッとなりやすい
性格をしているので、
この言葉が
とてもよく効きます。
作業の合間に目に入るたび、
念仏のように唱えています。
三つは、同時にできます
香りを焚き、
音を流し、
目に入る場所に
言葉を置く。
この三つは、
全部同時にできます。
一つずつ試すより、
まとめて使ってください。
複数の感覚に半ば強制的に
働きかけることで、
副交感神経が優位になり、
落ち着いた状態に戻ります。
準備は、
そんなに手間ではありません。
お香を一箱、
曲を一つ決めておく。
紙に一行書いて、
壁に貼っておく。
イライラして手がつかない日でも、
普段の自分に戻れます。
荒れている日は、
言葉より先に環境を変える。
その順番を覚えておくと、
一日を捨てずに済みます。

