こんにちは、Office乾為天
（けんいてん）代表の島田です。
ビジネスを教えている方はよく、
「ライバルを見なさい」と言いますよね。
しかし、
「ライバルを見なさい」というのは
具体的に何を見ればいいのか、
あなたは説明できるでしょうか。
今日はそのライバルの見方、つまり
ライバルの攻略の仕方についてお話しします。
結論から言ってしまうと、
ライバルの商品を買うというのが
ライバル攻略には一番てっとり早いです。
「買う」というのがとても重要です。
なぜなら、
自腹を切ることで
お客様が何を思って買うのか、
リアルに実感できるからです。
これは私が普段通っている美容院の
方から聞いた話なのですが、
彼は自分と競合しそうな美容院を見つけたら、
髪を切ってもらいに行くと言っていました。
もちろん自腹です。
一人で経営されているので、もし自分の
美容院を脅かすようなライバルが現れたら死活問題。
だから（何十年も美容師をやっている
プロなのにもかかわらず）素人を装い、
ライバル店に足を運ぶのだそう。
そこで、
「何でこんなにカットが遅いのだろう」
「仕上がりの割にちょっと値段が高くないか？」
といった『消費者（購入者）』として抱いた感情を、
自分のサービスに活かすのだそうです。
自分の立場を脅かしうるライバルを見つけたら、
まずはそのライバルの商品を買ってみましょう。
その上で、買った時どんな感情を抱いたか。
実際にサービスを体験してみてどうだったか。
相手の態度や言葉遣いはどうだったか。
全てを購入者、つまりお客様の立場で
一度感じてみるのです。
すると、
「お客様は自分が思っているより
価格をすごい気にするのだな」
「なるほど、あの態度だと
ちょっとムッとくるよね。
じゃあ私は丁寧に接客しよう」
といったように、自分のサービスの
改善点が自ずと見えてきます。
そこで行なった改善こそ、
ビジネスの世界でよく言う『差別化』です。
少しでも参考になれば幸いです^^
