こんにちは、Office乾為天
(けんいてん)代表の島田です。
よく、
「ビジネスの学び方が分からない」
「どうやって商品を売ったら
いいのかイメージできない」
「ビジネスを学びたくてもお金がない」
という人がいます。
しかし、本当にそうでしょうか?
私たちの身の回りには、
星の数ほど商品がありますよね。
その実際に売られている商品から学べば、
タダでビジネスを勉強することができます。
基本的に、多くの商品は
以下の3つから成り立っています。
1.無料オファー(無料でサービスや商品を提供)
2.フロントエンド (〜数万円程度くらいの低額商品)
3.バックエンド(10万円以上の高額商品またはサブスク)
この3つを頭に入れることで、
「ああこの商品は、その後の
バックエンドに誘導するための商品だな」
「なるほど、いきなり誰もすぐは買わないから、
最初の1ヶ月は無料なんだ」
というように、販売のしくみが
分かるようになります。
例えば、
ubereatsは最初登録すると、
1500円前後のクーポンがもらえます。
これでほぼ無料で食事を頼めます。(=無料オファー)
なぜ、無料で食事を頼ませる
ということをするかというと、
誰もが最初は不審を抱くからです。
「ちゃんと届くのかな」
「料理は美味しいんだろうか」
「浮浪者みたいな人が来て、
もし部屋に入られたらどうしよう」
というように、疑いや不安を覚えるからです。
その不安を和らげるために
無料オファーを提供するのです。
すると、
利用者は
「まあタダなら、とりあえず頼んでみるか」
となるわけです。
そして、
一度利用すれば、サービスのしくみが
何となく分かります。
料理のおいしさ。
料理が届くまでの時間。
アプリの使い勝手。
配達員の対応。
こういったものを体感し、イメージできるので、
ニーズとサービスがマッチすれば
利用者はサービスを
利用するようになります。(=フロントエンド)
それから、
サービスの利用を続けると、
利用者は大きく分けて
2つのフラストレーションを
感じるようになります。
1つは、料理を作るのが面倒くさい、
買いに行ったり外食するのがだるいということ。
料理を作らずに、人が作って
届けてくれるというサービスを
一度味わってしまったので、
行動するのがとても面倒くさくなるのです。
もう一つのフラストレーションはコストです。
ubereatsの費用は食事代+サービス料+配達料の
3つから構成されてます。
そのうち、配達料だけでも
どうにかならないかと考え始めるのです。
そこで、ubereatsのヘビーユーザーは
・定期的に食事を頼む
・月間1,000円程度で配達料がタダになるサブスクに申込む
という行動を取るようになります。
これがいわゆるバックエンドです。
ubereatsを例に、
無料オファー
↓
フロントエンド
↓
バックエンド
の基本的なビジネスの流れを紹介しましたが、
いかがだったでしょうか。
言われてみれば、
「確かにそうかも」と思うかもしれませんが、
言われないとあまり気付きませんよね。
このビジネス思考を持つと、
『自分が』商品を売る時に、
どうやってお客様に商品を
売ればいいか分かるようになります。
お金をかけなくても、
身の回りの商品からいくらでも
学べるのです。
「私ならどうやってこの商品を売るか?」
この思考を日頃から持つことで、
日頃の消費行動も学びに変わります。
少しでも参考になれば幸いです^^